長崎くんち2016 テレビで観るより大迫力で最高に楽しい!
長崎の秋の大祭といえば、そう「長崎くんち」! 諏訪神社をメインに、毎年10月7日・8日・9日と開催されます。
その年に奉納踊を披露する当番の町を踊町(おどりちょう)といい、長崎市内には全部で59カ町が存在し、7つの組に分けられています。つまり7年で1巡するようになっているんで、全ての奉納踊を観るには7年通わなくてはならないのです(笑)
全国的に有名なのは龍踊と思いますが、毎年同じものが奉納されているように思えますが、同じ町の龍踊は7年に1回しか観られないのです。
さて、前置きが長くなりましたが、行ってきました2016年の長崎くんち。踊場と言われる奉納踊を観られる場所は、市内に4ヶ所設置されています。そう諏訪神社だけではないんですよ。
諏訪神社、長崎市公会堂前、お旅所、八坂神社の4ヶ所です。
今回は、長崎市公会堂前での観覧です。席によって料金が異なりますが、2,000円/人~5,000円/人という感じです。他の踊場は枡席になっていて、1枡4人掛けとなっており、最も高い諏訪神社のS席は30,000円/4人となっております(ひょぇ~たけー)。
公会堂前の席はこのような座席になっていて、そこそこ余裕もって座れましたよ。少なくともヤフオクドームの内野S席よりもゆったりしてました(笑)
実際に踊りが披露されるスペースは、実はかなり狭いんですよね。大体10m四方くらいのスペースで、色んな踊りが奉納されます。
こちらが長崎市公会堂。実は老朽化に伴い解体される事が決まってまして、公会堂前での開催は今年が最後と言われています。
今年の踊町と奉納踊は下記の通り。
どれもそれぞれ楽しみがあるんですが、今年の見どころとしては、今年から演し物を変えた「上町(うわまち)コッコデショ」ですね。
コッコデショといえば樺島町の演し物なのですが、今年から上町の演し物としても奉納されることになりました。
さて本当は動画をupしたいくらいなのですが、長くなるしファイルサイズが膨大になるので(^_^;)、とりあえず写真を。
#YouTubeでコッコデショで検索すればたくさん画像は観られると思います。
こちらが一番の見どころ、総重量約1tにもなる御輿を放り上げたところです。
一番かっこいいのがこの瞬間! 放り上げた御輿を片手で受け止めるんです。いやぁ~真似出来ないのは分かっちゃいるけど格好だけでも真似してみたい(笑)
何が楽しいって、やはりライブで観ている臨場感、観客も含めた一体感、長崎くんちならではの掛け声等などですね。
特に掛け声には独特の約束があって、おおまかには4つの掛け声が決められています。
モッテコーイ
一度踊場を退場した曳き物などの演し物を呼び戻す時などに、アンコールの意味で使われる掛け声。観客は「モッテコーイ、モッテコイ」を連呼する。
ショモーヤレ
本踊が終わりアンコールをする時にいう。「所望するからもう一つやれ」という意味である。
フトーマワレ
傘鉾が回るときに「大きな輪を描いて、雄大に回れ」という意味で、長崎では大きいことを太いというから、「大きく回れ」と言っているのである。
ヨイヤァ
川船の網打船頭が投網を投げ、魚が見事網にかかった時とか、傘鉾が勇壮に回ったときなどに使う。「ヤッタ」というほどの意で「良い哉」であり、「ヤンヤヤンヤ」に相当する。
という4つです。特にアンコールの意味で使われる「モッテコーイ、モッテコイ!」は一番使われる掛け声ですね。
4回も5回もモッテコーイに応えてくれる演し物ありました。
#さすがに重たい船(総重量約6t)の演し物は体力的にきついので2回くらいが限界でしたが…(笑)
さて、ここまで踊場での有料での観覧でしたが、奉納踊は無料でも観られるんです。庭先回りといって、まぁ寄付金を頂いたところにお礼を兼ねて踊りを披露して回るんですね。当然踊場で行うようなフルの奉納ではありませんが、各踊りの一番の見せ場を披露しています。コッコデショも街角でこうやって放り上げて、片手で受け止めてますよ(笑)
しっかし、庭先回りで放り上げて、踊場で放り上げて、ってこの人たち1日で何十回放り上げてるんだろ….(^_^;)
そりゃ体力必要ですわ。
さらにさらに、なんと今回の長崎市公会堂前の踊場にあのケネディ駐日大使が列席されました。
いやぁなぁんか見たことある人が来たなぁと思ったらケネディさんでした。コッコデショのところで、マイク持たされて「Motteko–i、Mottekoi」と言わされてました(笑)
ということで、非常に楽しい初めての長崎くんちを堪能する事が出来ました。
来年はまた違う演し物があるので、毎年行きたくなりますねぇ~、いやぁどうしよっかなぁ(笑)
さて、長崎くんちについての詳細については、下記を参照されてください。
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