ロシアワールドカップは4K放送では見られないという事実
もう何年経つでしょうか、4K対応テレビが販売されてから。
ようやく2018/6/6から東芝からBS/CS 4Kチューナーを内蔵したレグザが発売されるようですね。
ということは、そうなんです、これまでに発売されてきた4K対応と謳っているテレビは、画面が4Kなだけで、テレビ単体では4K放送は見られないのです。4K放送を見るためには、別途4K用のチューナーを購入する必要があるのです。この事実に気付いている人、2018年2月時点でわずか13%だったという調査結果があります。
では、6/6から発売されるレグザを買えば、2018/6/14から始まるロシアワールドカップを4K放送で楽しめる! というわけにはいきません(^^;
そもそもBS/CS 4K放送の開始は、2018/12/1からです(笑)
なので、残念ながらロシアワールドカップは4K放送の対象ではありません…orz
それ以前に、4Kチューナー搭載の東芝レグザですが、10月以降にテレビ購入者に別途送付(申込必要らしい)される「BS/CS 4K視聴チップ」なるものをテレビに装着しないと4K放送を受信できないという、もう訳ワカメな状態になってたりします。
ということで、以上まとめると、
・4K対応テレビだけでは4K放送は見ることは出来ない
・4K用の外付けチューナーを購入する必要あり
・2018/6/6から発売されるレグザ(BM620X/M520X)には4Kチューナーが搭載される
・レグザには2018/10移行に発送される「BS/CS 4K視聴チップ」を装着しないと4K放送は見られない
・そもそも4K放送は、2018/12/1から放送開始
ということになります。アナログ放送から地デジに切り替わるタイミングは、周知徹底されていた感じでしたが、今回の4Kについてはかなり勘違いしている人が多いと思っています。
【個人的見解】
そもそも現状のフルHD放送で十分な解像度あると思っていますが、本当に4Kとか8Kとかの放送って必要なんでしょうかね?
仮に現在40インチでフルHD画面で見ている方であれば、4Kで同じ画素サイズで見ようと思うと80インチが必要になりますね。
それ以下のサイズだと現在の画素サイズよりも小さく表示されるってことですね。一般家庭にそんなに大画面のテレビって必要なんでしょうかね?
現状地デジの解像度は1,440×1,080でフルHDではありません。BS(BS1および民放BS)は今年1月からフルHDの1,920×1,080から地デジと同じ1,440×1,080に解像度を落としています。4K/8K放送に向け現状の放送帯域を削減しています。
帯域削減された後、画質が落ちたと感じている人が果たしてどれだけいることか。少なくとも私は全く気付いてませんでした(^^;
ということはですよ、4K/8Kにお金を掛けるよりも、地デジ含めて現状の放送をフルHD化してもらった方が、全国の大多数の方々には恩恵があるのではないか、と思うわけですよ。
4K対応テレビをお持ちの方々は、アプコン機能でなんちゃって4Kを楽しんでもらう方が、追加投資も不要でいいのではないかと。
ちょっと話は逸れますが、現状の地デジってどの局も似たり寄ったりの番組構成でたいして面白くもなんともないですよね。ニュースにしたって、各局同じことを同じ内容でひたすら繰り返すばかり。どこか1局でまとめてニュース流せば、他局は違う番組でいいんじゃない? ってくらい。
アメリカでは地デジはすたれてしまい、自分で好きな番組取捨選択できる有線放送がほとんどとのこと。そろそろ日本もそういう流れになっていいのでしょうね。有線と言わず今やネット配信でなんでもできるのだから。
4K/8Kになると録画時のデータ容量が4倍、16倍となっちゃいますね。
そもそも録画する行為自体、日本特有のことらしいです。この問題もネット配信でいつでも見られる状態になれば、そもそも録画する必要なんてないんですよね。
ネットで4K/8K放送にしちゃえば、HDMI端子に対応機器を接続するだけで、別途チューナーなんて要らないし効率いいと思うんですよねぇ。Fire TVとか4K対応になってますし。まぁ、その分ネット上を流れるデータ量が飛躍的に増加するんでしょうけどね。私が住んでいるようなIT僻地ではちょっとついていけない世界になっちゃう気がします(^^;
ということで、長くなってしまいましたが、4K/8K放送に対する個人的見解でした~(笑)
【おまけ】
デジタル放送に変わった時にですら、アップにされるのを嫌がる女優さんがいたとかいないとか….
これが4Kさらに8Kとなると果たしてどうなっちゃうのでしょうか…(笑)