造園屋のIT関連独り言

PC、モバイル、IT機器等について綴ります

古い砂壁やしっくい壁の補修にお薦め、素人でも簡単に施工できる珪藻土塗料を試してみた

古くなって触るとポロポロ崩れるくらいの砂壁の補修を行うことになりました。

色々検討した結果、ローラーで簡単に塗れる塗料タイプの珪藻土壁材が最適と判断し、今回試してみました。

 

※珪藻土塗料お薦めポイント※

・調湿機能、脱臭機能がある
・有害な化学製品が一切使われていない
・塗れる壁の種類が、塗り壁、漆喰、コンクリート、モルタル、合板、コンパネ、ビニール壁紙等、多岐にわたる。
・素人でも簡単に塗れる

 

今回購入したのは、フジワラ化学さんの”かんたんあんしん珪藻土10kg”というやつ。色も9種類ほどありますが、今回はアイボリーを選択しました。これで20~25㎡(2回塗)の壁を塗装出来ます。

 

 

砂壁でポロポロ崩れる状態だったので、下地の処理が必要であることも分かり、同じフジワラ化学さんのアクドメール4kg×2本購入。

ローラーバケが必要なので、とりあえずセット品を購入。

この他に、養生マスカー、マスキングテープ、壁の端部・細部用にハケ等を準備しておきましょう。

 

養生マスカーを下に貼り、柱等をマスキングして下準備完了!

今回の下地処理材アクドメールの使い方です。
1回目を水で2~3倍に薄めて塗布。2回目を原液で塗布します。1本(4kg)で12㎡を塗布できます。今回は、約20㎡を塗布する予定なので、2本購入しました。

 

こちらがアクドメール1回目の塗布直後の状況。色むらに見えますが、一部乾燥が始まっている状態ですね。原液は白濁していますが、乾くと無色透明になります。木工用ボンドのさらさらした感じというところでしょうか。
完全に乾燥してから2回目の原液を塗布しました。イメージ的には、ボロボロ崩れる砂壁の隙間に入って固まる感じですね。1回目の塗布では、砂壁からポロポロ結構な量の砂が落ちましたが、2回目の塗布時には、明らかにその量が減ってました。

 

※塗り方のコツ※

ローラーで広い部分を、コーナーや柱の周辺をハケで塗りましたが、ローラーで塗る際は、壁の上側から、ローラーの動きは下から上、というやり方が塗りムラが少なるなると思います。ローラーを上から下に動かすと、ハケにしみ込んだ塗料がボタボタと下に落ちてしまいます。下から上だと、塗料がローラーの上側にしみ出してくるので、そのままローラーで上に伸ばしていく感じですね。

これは、珪藻土塗料を塗る時も同様です。

 

下地の2回目が完全に乾燥するまで24時間待ってから、いよいよ珪藻土塗料を塗ります。珪藻土というと漆喰のイメージがありますが、今回使用したものは、本当に塗料になっていて、しかも水性なので非常に扱いやすくなっています。

 

※開封時のコツ※

バケツの中に、ちょっと厚めのビニール袋に入った状態で届きます。袋の口は、結束バンドで止められています。普通に考えると、この結束バンドを外して、ビニール袋の口を広げて、何かですくい取るか、袋から直接トレイに注ぐか…とやっちゃいがちです。私もそうしちゃいました(^^;

結束バンドは外さない方が賢明です。袋の底の角を口が2~3cmほど開く程度に切っちゃいましょう! あとは、トレイにその口から注ぐだけです。
注いだ後は、切った部分を結束バンドと同じ部分に止めておけばOK。

これで手も汚さず、塗料も無駄なくきれいに使うことが出来ますよ。
#途中で気付いて、この方法に切り替えました(笑)

 

さて、珪藻土塗料を塗っている途中の写真です。右が下地処理材のみ、左が珪藻土1回目完、の状態です。下地処理材の効果で、珪藻土を塗る際は、砂壁がポロポロ崩れることもなく、塗料の伸びも非常によく塗りやすい状態になってました。

写真だと凹凸感や、ムラがよく分からないのですが、1回目の塗布だとまだムラが残っている感じです。

下の写真が分かりやすいかな。別の壁ですが、上半分が2回目を塗った状態です。明らかに1回目よりはムラも無くなって、綺麗に仕上がっているのが分かると思います。

ということで、養生から下地処理(2回塗り)、珪藻土塗布(2回塗り)を20㎡行うのに、乾燥時間まで含めて4日ほどかかりました。写真では白にしか見えませんが、実際はちゃんと(?)アイボリーな感じになってます。

元々緑がかった色の壁でしたが、アイボリーに変えたことで、部屋の中も明るくなった気がします。

また、塗った部屋のすぐ横が玄関になっていて、玄関を開けるとカビ臭かったんですが、この臭いが無くなりました。脱臭効果が効いているのか、元々のカビ臭の原因がこの壁だったのか…原因はよく分かりませんが、今のところいいことづくめです(笑)

 

【まとめ】

珪藻土塗料はチョーーーーお薦め! 今回は、20㎡の壁を塗って、それでも塗料が余ったので、結果的に他の壁まで塗って、説明書に記載通りの25㎡程度を塗ることが出来ました。

養生品や追加で購入したハケ類等も含めて、2万円でお釣りがくるくらいの金額でこれだけのことが出来たので非常に満足です(笑)

 

 


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